
「庭の木が大きくなりすぎて隣の家に迷惑をかけている…」「手入れが大変だから、思い切って庭木を処分してスッキリさせたい」
30代〜50代になり、ライフステージの変化や実家の相続などを機に、庭木の手入れに限界を感じて「伐採」を検討する方が増えています。しかし、いざ業者に頼もうと思っても、「一体いくらかかるのか料金が不透明」「伐採と伐根(根っこを抜くこと)の違いがわからない」と悩んでしまうのではないでしょうか。
この記事では、外構・造園のプロの視点から、庭木の伐採・伐根にかかる本当の費用相場、費用を安く抑えるコツまでを徹底解説します。
ただ木を切るだけでなく、その後の「手入れがかからない快適な庭づくり」を見据えた解決策をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の要約
- 費用相場がわかる: 庭木の「伐採」は高さ別で費用が変わる、「伐根(根の撤去)」は幹の太さ別に料金が決まる仕組みを解説
- 追加費用の罠を防ぐ: 「残材処分費」や「重機代」など、見積もりで後から加算されがちな4つの隠れた費用を解説。
- 安く抑えるコツを伝授: 自分でできる事前準備や、中間マージンの発生しない「地元の直営外構会社」を選ぶメリットを紹介。
- 切った後の庭づくりまで: 単に木を切るだけでなく、駐車場や人工芝など「手入れのいらない快適な庭」に変えるプロの手法を提案。
庭木の「伐採」と「伐根」の違いとは?
庭の木を処分しようと調べると、必ず「伐採(ばっさい)」と「伐根(ばっこん)」という2つの言葉が出てきます。まずはこの違いを正しく理解しておきましょう。
伐採(ばっさい)とは

地面から上の部分の幹や枝を切り倒す作業のことです。見た目はスッキリしますが、地中には根が残った状態になります。
伐根(ばっこん)とは

伐採した後に、地中に残った根っこを掘り起こして完全に抜き取る作業のことです。
根を抜くことで地盤が平らになり、新しくウッドデッキを建てたり、コンクリートを打って駐車場にしたりと、その後の外構スペースを有効活用できるようになります。
「費用を抑えたいから伐採だけでいいや」と思われる方も多いですが、根を残しておくとシロアリの発生原因になったり、ひこばえ(新しい芽)が生えてきて結局元に戻ってしまったりすることがあります。今後の庭の使い道に合わせて、伐根まで行うべきか慎重に判断しましょう。
【一覧表】庭木の伐採・伐根の費用相場
庭木の伐採・伐根費用は、一般的に「木の高さ(幹の太さ)」によって決まります。まずは大まかな料金の目安を一覧表で確認してみましょう。
伐採費用の相場(1本あたり)
| 木の分類 | 高さの目安 | 伐採費用の相場 | 対象となる庭木の例 |
| 低木 | 3m未満 | 3,000円 〜 10,000円 | サツキ、ツツジ、アオキなど |
| 中木 | 3m以上 〜 5m未満 | 10,000円 〜 25,000円 | ハナミズキ、ヤマボウシ、シマトネリコなど |
| 高木 | 5m以上 〜 7m未満 | 25,000円 〜 50,000円 | カシノキ、ケヤキ、サクラ、マツなど |
| 巨大木 | 7m以上 | 要お見積もり(5万円〜) | - |
伐根費用の相場(1本あたり)
伐根は高さではなく、「幹の太さ(根回りの直径)」で計算されるのが一般的です。
- 細い根(直径15cm未満): 5,000円 〜 15,000円
- 中くらいの根(直径15〜30cm): 15,000円 〜 35,000円
- 太い根(直径30cm以上): 35,000円 〜 要見積もり
※重機(ユンボなど)が入らない狭い場所では、手作業になるため費用が割高になるケースがあります。
基本料金だけじゃない!追加でかかる4つの費用

「ネットの基本料金を見て頼んだら、見積もりが高くて驚いた」というトラブルは少なくありません。庭木の処分には、伐採・伐根の作業費以外に以下の「追加費用」が発生します。見積書を見る際は、これらが含まれているか必ず確認してください。
① 残材処分費(枝葉・幹・根の廃棄費用)
切った木や掘り起こした根は「産業廃棄物」扱いとなるため、処分費用がかかります。
- 相場: 伐採費用の約50%〜80%相当(量や重さによって変動)
② 重機使用費・車両費
人の手で運べない太い木や、高所作業車、根を抜くための油圧ショベル(ユンボ)を使用する場合に発生します。
- 相場: 1日あたり 15,000円 〜 50,000円
③ 特殊作業費(難易度による加算)
以下のような「作業が難しい環境」の場合、危険手当や手間賃として費用が加算されます。
- 電線の近くで慎重な作業が必要な場合
- 隣の家との隙間が狭く、木をそのまま倒せない場合(ロープで吊りながら少しずつ切る必要がある)
- 傾斜地や崖地に生えている場合
④ 出張費・諸経費
職人の移動費や、作業車両の駐車料金などが計上される場合があります。(地元密着の会社であれば、出張費を抑えられるメリットがあります)
庭木の伐採・伐根料金が高くなる「リスキーな状況」
庭木の処分費用は、放置すればするほど高くなってしまいます。具体的にどのような状態になると料金が跳ね上がってしまうのかを解説します。
- 木が成長して「高木(5m以上)」になってしまった2階の屋根に届くような高さになると、足場や高所作業車が必要になり、費用が高くなります。
- 幹が太くなり、根がガッチリ張ってしまった根回りが太くなると、人力では抜けず大型重機が必要になります。また、処分費も重量比例で高くなります。
- 隣の敷地や道路に枝がはみ出しているクレーム対応だけでなく、通行人や車への安全配慮、ガードマンの配置が必要になり、余計な費用がかかる原因になります。
「いつか切ろう」と先延ばしにすることは、将来の出費を増やす原因にしかなりません。「手入れが苦痛だな」と感じた時が、最も安く処分できるタイミングです。
庭木の伐採費用を極力安く抑える3つのコツ

まとまった出費になるからこそ、できるだけ費用は抑えたいものですよね。プロが教える、合法かつ確実に費用を安くするテクニックは以下の3つです。
① 自分でできる範囲の「枝打ち」をしておく
基本料金は変えられなくても、「残材処分費」は量を減らすことで安くできます。自分で安全に切れる細い枝などは、あらかじめ切って自治体のゴミ回収(燃えるゴミや粗大ゴミ)に出しておきましょう。業者に回収してもらう量を減らすのが最も効果的な節約術です。
② 伐採・伐根を「まとめて」依頼する
1本ずつバラバラに頼むよりも、庭にある不要な木を「今回一気に5本処分する」というようにまとめて依頼した方が、1本あたりの単価や重機費用、出張費を大幅に抑えることができます。
③ 地元の「外構・造園会社」に直接依頼する
大手のハウスメーカーや全国展開の仲介サイトに頼むと、実際に作業するのは下請けの地元の業者です。そのため、20%〜30%の中間マージン(紹介料)が上乗せされてしまいます。
地元で自社施工を行っている外構会社に直接問い合わせるのが、最もコストパフォーマンスが高い選択です。
どこに頼むべき?業者の種類と選び方の基準

庭木の伐採を依頼できる業者にはいくつか種類があり、それぞれ得意分野が異なります。ご自身の目的に合わせて選びましょう。
シルバー人材センター
- メリット: 料金が安い傾向にある。
- デメリット:福岡市のシルバー人材センターの場合、植木・垣根等の剪定作業はお見積り対象サービス(無料)です。 高い木(一般的に3m以上)や危険な場所の作業は断られる可能性も。
便利屋
- メリット: 庭掃除や不用品回収なども一緒に柔軟に対応してくれる。
- デメリット: 木の専門知識がない場合があり、特殊な伐採や大きな木の伐根は対応できないことがある。
造園屋・植木屋
- メリット: 木のプロなので、剪定や病気の相談もできる。
- デメリット: 「木を切る・整える」のが専門。木を抜いた後のお庭をオシャレにリフォームする工事は対応外、または別業者への外注になることが多い。
外構・エクステリア会社
- メリット: 伐採・伐根はもちろん、「木を抜いた後のスペースをどう活かすか(駐車場、防草シート+砂利、人工芝、ウッドデッキ設置など)」まで一括で提案・施工できる。
- デメリット: 単に「1本の細い木を剪定してほしい」というような日常の手入れだけだと、割高に感じることがある。
私たち外構会社は、木を「無くす」だけでなく、その後の「お客様の暮らしがどう快適になるか」を引き算と足し算の設計でご提案します。「庭木を処分して、子供が遊べる人工芝にしたい」「車をもう1台停められる駐車場にしたい」という方は、ぜひ外構会社へご相談ください。
よくある質問(FAQ)

Q1. 庭木を伐採する際、お祓い(塩・酒)は必要ですか?
A. 宗教的な強制はありませんが、長年家族を見守ってくれた木への感謝を込めて、作業前にご自身で幹の四方に塩とお酒を撒いて手を合わせる(お清めをする)ケースも。気になる場合は、神主さんを呼んでお祓い(地鎮祭などと同様)をすることも可能ですので、事前にご相談ください。
Q2. 隣の家から伸びてきている枝は、勝手に切ってもいいですか?
A. 法律(民法)の改正により、一定の条件(催告しても切ってくれない、急迫の事情があるなど)を満たせば、越境してきた枝を自分で切り取ることができるようになりました。ただし、後々の近隣トラブルを防ぐためにも、まずは隣人の方としっかり話し合い、合意の上で業者へ依頼することをおすすめします。
Q3. 作業当日は在宅している必要がありますか?
A. 屋外のみの作業となりますので、基本的にはご不在でも問題ありません。作業前と作業後に仕上がりのご確認をいただければ幸いです。
Q4. 1本だけの伐採でも見積もりに来てくれますか?
A. もちろん可能です!小さなお困りごとでも喜んで対応いたします。「こんな低い木でも頼めるのかな?」と遠慮なさらず、お気軽にお声がけください。
まとめ:庭木の悩みから解放されて、理想の快適なお庭へ
庭木は私たちの心を癒やしてくれますが、ライフスタイルの変化によって負担になってしまうこともあります。「手入れが大変」「ご近所に迷惑をかけていないか不安」とストレスを抱え続けるくらいなら、一度プロに相談してスッキリさせてみませんか?
大切なのは、「木を切った後、そのお庭でどう過ごしたいか」です。
当社は、福岡県北部エリアにて、地元密着で外構・お庭の工事を行っています。「まずは見積もりだけ知りたい」「伐根まで必要か見に来てほしい」というご相談も大歓迎です。適正価格で丁寧な作業をお約束します。
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この記事を書いた人
ガーデンプランニングオフィス
ONE LINE(ワンライン) 株式会社
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