アスファルト舗装駐車場　特徴やメリデメを解説

舗装された駐車場といえば「アスファルト舗装」を思い浮かべる方が多いと思います。

ただし、一般家庭向けとなると、コンクリート舗装がコスト面で有利な事が多く、アスファルト舗装が採用されるケースは稀です。

では、どの様な場面に向いているのでしょうか？

アスファルト舗装は、面積が広いほどコストメリットがあり、短期間で完成することから、道路や商業施設の舗装として人気が高く、街中の至る場面で活用されているのです。

今回は、身近な黒子として活躍する「アスファルト舗装」について、特徴やメリット・デメリットなどを解説します。

アスファルト舗装の特徴

アスファルト舗装は、砂利、砂、石、油脂、炭酸カルシウムなどが配合された舗装材です。

柔軟性と強度に優れ、温度の変化や車重負荷にも耐えることができ、施工がシンプルだから短期間で完了します。

舗装が劣化した場合でも、該当箇所のみを補修工事することができるので、メンテナンス費用も軽減。

また、一般的な舗装だけでなく、排水性や透水性に優れた舗装など、用途や目的に応じていくつかの種類に分けられます。

代表 山田

高速道路のアスファルトは、ハイドロプレーニング現象やスリップ事故などの対策として、水はけの良い舗装が採用されています。

アスファルト舗装駐車場のメリット

• 施工が早く、コストが低い
  アスファルト舗装は施工が短期間で終わり、舗装面積が広くなれば㎡あたりのコストが下がります。
  大規模な工事でもスピーディーに対応できるため、様々な場所で採用されています。
• 柔軟性が高い
  柔軟性を持つアスファルトは、地盤の動きや振動を吸収しやすく、コンクリートの様なひび割れが起きにくい特徴があります。
• 優れた排水性能
  アスファルト舗装の種類として、排水性や透水性に優れたアスファルトもあり、雨天時でも水たまりができにくいのが特徴です。
• 修理が簡単
  陥没やひび割れなどが生じても部分的補修が可能なため、メンテナンスコストが高額になりにくい。

アスファルト舗装駐車場のデメリット

• コンクリートのほうが耐久性が高い
  アスファルトは柔軟性のある素材なので、重い車両が頻繁に出入りする駐車場では、経年劣化によるへこみやひび割れが発生しやすい。
• 油脂などに弱い
  オイルやガソリンなどが付着すると、アスファルトが溶けたり劣化しる場合もあります。
  駐車場で油脂を扱う作業をする場合は気をつける必要があります。
• 気温の影響を受けやすい
  アスファルトは熱を吸収しやすい性質のため、直射日光により表面温度が50～60℃程度まで上昇します。
  屋根のない駐車スペースであれば、上下から熱の影響をうけるので、車内温度が高くなる傾向にあります。

代表 山田

アスファルト舗装駐車場のメリデメを理解した上で、検討している駐車場の仕様が相応しいか？の判断材料になれば幸いです。

アスファルト舗装工事の流れ

アスファルト舗装工事は、仕上げまでにいくつかの工程に沿って進みます。

1.計画・設計

工事箇所の用途や面積に応じて、地盤の強度、車の出入りする頻度、水はけの必要性などを考慮し、現場に相応しい仕様を決定します。

2.掘削して砕石を敷き詰める

まず、路床（地面を掘り下げて地ならしをし固めた地盤）を作ります。

路床は土を均一に整え、地盤の凹凸をなくし、安定した下地を整えます。

その後、路床に砕石を敷き詰め、重機で転圧（圧縮）して基礎を固めます。

アスファルト舗装の基礎となるとても重要な工程です。

3.路盤整正

路盤とは、アスファルト舗装の内部にある層で、上層路盤と下層路盤の２つの層で構成されています。

路盤への負担は下層よりも上層の方が大きいので、上層路盤には大きさの揃った砕石を敷き、下層路盤には大きさがバラバラ砕石を使うのが一般的です。

路盤層に敷かれた砕石などを重機や手作業で均し、適切な硬さになるまで圧縮します。

4. アスファルト材を適切な厚みで敷き均しする

前工程で仕上げた路盤に、アスファルト材を適切な厚みで敷き均しします。

舗装面積により狭い場合は、手作業でレーキ（グランドを均したトンボのようなもの）均しをし、広い場合は専用重機を使い均して敷きます。

5.アスファルトを圧縮（転圧）する

敷き均ししたアスファルト材は120度程の熱を帯びており、この状態から転圧機を使い上から圧を掛けて舗装面を固めます。

その後、アスファルトの表面温度が50度以下に下がれば、直ぐに使うことができます。

6.仕上げと検査

アスファルト舗装が完成したら、車止めの設置、駐車区画線や誘導表示などを引きます。

舗装面が設計通りに完成しているかを確認し、問題がなければアスファルト舗装工事の完了です。

代表 山田

アスファルト舗装駐車場は、広い敷地の舗装と相性が良く、低コストで短期間で完成するので、商業施設などの舗装として活用されています。

宗像市の外構会社ワンラインなら、アスファルト舗装工事をサポートします。

宗像市のワンライン株式会社では、宗像市、中間市、福津市、古賀市、遠賀郡、北九州市、行橋市、飯塚市、福岡市近郊など、福岡県北部エリアを中心に、外構工事を軸とした駐車場整備工事などのお手伝いをさせて頂いております。

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ワンラインの使命は、あなたの理想とする外構空間作りに寄り添うこと。だからこそ、あなたに最適なプランとお見積もりを無料にてご提案しております。