
エクステリアフェア2025in九州に行ってきましたよ!

〜最新のトレンドと注目製品を一挙ご紹介〜
昨年に続き開催された「エクステリアフェア2025 in 九州」に、今年も参加してまいりました。
今回のフェアでは、エクステリア関連企業26社、関係団体6団体が出展。会場内は終日多くの来場者で賑わい、業界の活気と注目度の高さを実感できるイベントとなりました。
会場は昨年同様、アクセス抜群のマリンメッセ福岡 B館。博多駅や天神エリアからも足を運びやすく、各メーカーの最新モデル、新素材、コンセプト展示が一堂に会したことで、非常に見応えのある空間が広がっていました。
私たちワンライン株式会社も、福岡県北部を中心に外構工事を手がけるプロの立場から、現場目線でトレンドや技術をしっかりとチェック。お客様により良いご提案ができるよう、情報収集に努めました。
この記事では、実際に会場で感じた注目の製品や最新のデザイントレンド、印象に残った展示内容などを、一部抜粋してご紹介いたします。
これから外構リフォームや新築外構をご検討の方にとって、“今選ばれている商品”や“これからの外構づくりのヒント”として、少しでもお役に立てば幸いです。
ワンライン(株)はどんな外構会社なの?外構に関する思いや、代表プロフィールなどは以下のページからどうぞ。
エクステリアフェア2025in九州【出展社のご紹介】
出展者一覧(敬称略・順不同)
エクステリアメーカー
- 株式会社稲葉製作所
- 株式会社エクスタイル
- オーセブン株式会社
- 株式会社オンリーワンクラブ
- 株式会社グリーンフィールド
- グローベン株式会社
- 三協立山株式会社 三協アルミ社
- 四国化成建材株式会社
- 株式会社シンセイ福岡
- 株式会社高儀
- 株式会社タカショー
- 株式会社田窪工業所
- 東洋工業株式会社
- 株式会社ナスタ
- 日軽情報システム株式会社
- パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社
- 株式会社福彫
- 株式会社丸三タカギ
- 株式会社美濃クラフト
- ユニオンビズ株式会社
- 株式会社ユニソン
- 株式会社ユニマットリック
- 株式会社淀川製鋼所
- 株式会社LIXIL
- レフィクシア株式会社
- YKK AP株式会社 九州支社
- 関係団体
- E&Gアカデミー
- 株式会社協報 「週刊エクステリア」
- 株式会社住宅環境社 「月刊エクステリアワーク」
- (一社)全国建築コンクリートブロック工業会
- (公社)日本エクステリア建設業協会
- 一般社団法人日本オーニング協会
ワンライン株式会社では、国内外のさまざまなエクステリアブランドを取り扱っており、今回ご出展されていた企業様・関係団体の皆様には、日頃より格別のご支援を賜っております。
このたびの「エクステリアフェア2025 in 九州」では、各社の新商品や最新モデル、注目のコンセプト展示が多数発表されており、私たちも会場内で撮影を行いながら情報収集を行ってまいりました。
本記事では、その中から特に印象的だった一部の企業様の商品・展示内容をご紹介いたします。

紹介の順番は、あくまで掲載都合によるものであり、優劣を意味するものではございません。あらかじめご了承いただけますと幸いです。
東洋工業株式会社 様
東洋工業株式会社は、昭和28年4月6日に設立された、化粧ブロック、舗装材、各種ガーデニング製品をを製造販売する会社です。
今回の展示会では、外構のトータルコーディネートを提案しており、石材や砂利などを組み合わせたアプローチや立水栓などを展示していました。

ブースの入口には、おしゃれな意匠のブロックフェンス、石材を用いたベンチ風のフェンスや花壇など、無機質でありながら、自然のチカラ強さや感じるアプローチを表現されていました。
石材をおしゃれに仕上げるなら東洋工業の製品はとても魅力的ですね。

そしてブースの奥に進むと、フェード感を感じさせる加工が施された立水栓がお目見え。
例えば芝生の中に設置されていても、落ち着いた雰囲気を持つことから、単品でも優れた存在感があり、もちろん石材との相性に優れているので、写真のように庭先を石材エリアとして重厚感を演出することも可能です。

グローベン株式会社 様
グローベン株式会社は、庭園資材、自動散水システム、噴水システム、池浄化システム、雨水利用システム等の輸入・製造・販売など、環境面にも注力する企業です。
展示されていたのは、「リフェイクストーン」「リフェイクグリーン」などの、本物と見間違うほどの庭園アイテムで、近年注目されるローメンテナンスの外構空間にアクセントを添える商品でした。

本物の石と勘違いする程の仕上がりで驚いたのですが、実は天然石から型をとり、ひとつずつ丁寧に着色しているとのこと。
人の手を通じた細かな作業により、この質感を実現しています。また、素材はFRPを使用しており、軽量で強度も高いことから、メンテナンス性や耐久性にも優れています。
株式会社福彫 様
株式会社福彫は、表札をメインに、アプローチ周りの商品を開発する会社です。
真鍮やチタンといった金属を使ったオリジナル表札を得意としており、ご家族のセンスや想いがしっかりと伝わる、特別な“顔”としておすすめです。
見た目の重厚感とスタイリッシュさを兼ね備えた表札が気になる方には納得のアイテムが見つかるでしょう。

写真の真鍮プレートサインは、真鍮を3層構造にしており、見た目と触感から伝わる重厚感は、見えないディティールにこだわる方におすすめです。
表面のネーム入れは、真鍮の表面を腐食させることで、立体的な文字の浮き上がりを表現しています。さりげない高級感と重厚感により、ネームプレート周囲の雰囲気も高めてくれることでしょう。

株式会社福彫のお家芸と言って過言ではない切文字サイン。今回展示されていたのは誰でも簡単に取り付けができる、両面テープ貼り対応の切文字サインです。
両面テープでもしっかりと密着し、外れる様な事が起こらないよう、フォントのデザインに合わせて、テープの強度や切り文字としてどこまで細かな造形が可能かを追求したことで、お手軽でありながら個性も表現できる、2度美味しい商品です。
単に貼るだけでなく、ピン立てによる浮かした状態での施工も可能です。
株式会社LIXIL 様
株式会社LIXILは、国内を代表する総合建材メーカーとして、エクステリアからインテリアまで幅広い製品を手がける業界のリーディングカンパニーです。
今回のエクステリアフェア2025では、高い人気を誇る「カーポートSC」の機能面を追加した新色のお披露目、昨年参考出品されていた、モジュール式ウッドデッキの商品版の展示、スマートフォンと連携した機能門扉など、最先端を感じさせる内容となっていました。
展示会の出展者のなかでも、最も広いスペースでの展示ということもあり、多くの来場者が興味深く見入ってたのが印象的です。



上の写真は、リクシルカーポートの最高傑作と呼ぶに相応しい「カーポートSC」です。
今回は新色のダスクグレーをお披露目。同色は落ち着きと上品さを感じるグレーを採用しており、また、機能面においては引っ掻きなどの外部刺激に強いことから、美しさが更に長持ちに。
カーポート用フェンスなどのオプション品にもダスクグレーが用意されており、これからカーポートを検討される方にも、トータルでのご提案も可能です。


上の写真は、昨年参考出品されていたモジュール式ウッドデッキ「モジュールガーデン」の製品版です。
モジュールガーデンは、簡単に設置できるウッドデッキで、地面の地均しさえ出来れば特別な工事を必要としません。戸建て住宅はもちろん、マンションなどの集合住宅のバルコニーや専用庭などにもおすすめです。
特にマンションの専用庭などは、管理規約により”置くだけ”の物しか設置出来ないケースもあります。しかし”置くだけ”で本格的なウッドデッキが実現するので、マンションにお住いの方にもおすすめしたい一品です。


こちらの写真は、重厚感と高級感を兼ね備えたLIXILの「プラスGシリーズ」最新モデル『開き門扉AH』です。
本製品では、木調・メタル調・鋳物調の3種類のデザインバリエーションが用意されており、門袖との自由な組み合わせによって、邸宅の「顔」となる門構えに個性と存在感をプラスできます。
門扉本体は門柱を必要としないシンプル構造。門袖との一体感あるデザインにより、エクステリア全体の完成度が一段と高まります。雨水を内部に隠す構造や、キャップ部の最小化など、細部にまでこだわった設計が、洗練された美しさを演出しています。
さらに、防犯性と利便性を両立するスマートロックシステム「FamiLock」を標準搭載。スマートフォンやカードキーでの解錠に対応し、鍵を出す手間なくスムーズな出入りが可能です。
なお、写真の仕様でおよそ700万円台と高額なモデルではありますが、それだけに住まい全体の格を一段引き上げる、圧倒的な存在感を放つハイグレードな商品です。
株式会社シンセイ福岡 様
株式会社シンセイ福岡は、化粧ブロックの老舗企業であり、水害対策となる防水壁など、近年の大雨や洪水などにも耐えうるブロック塀システムなども展開しています。

今回のイベントは、現在流行中のヴィンテージテイストの、骨材樹脂舗装アートサンドや、枕木風のコンクリートステップなどが展示されていました。


こちらは枕木風のコンクリートステップです。見た目も本物と間違うほどのリアル差を追求しており、枕木の断面においてもフェード感を意識した緻密な仕上がりが特徴的です。
本物の枕木は、経年と共にメンテナンスの手間や、枕木自体の腐れなどのリスクがありますが、コンクリートを素材としているため、この様なリスクとは無縁です。
株式会社稲葉製作所 様
株式会社稲葉製作所は、物置や倉庫、ガレージなどの収納アイテムを製造販売する企業です。
今回展示されていたのは「フォルタウィズ」。近年の新築住宅で人気急上昇中の、モノトーンスタイルを自社商品に落とし込み話題を集めた「フォルタ フランネルグレー色」の拡張モデルです。

フォルタウィズは、倉庫に自転車を収納しているといったお客様の声を反映したモデルとなっており、物置であるフォルタに自転車駐輪も可能なフリースペースを組み合わせることで、収納力と利便性を両立しています。


物置は、もはや“ただの収納スペース”ではありません。限られた室内空間を有効に使うための補完的な役割はもちろん、収納の工夫次第でDIY用品の整理や、お子さまと一緒に楽しむ家族イベントの準備スペースとしても活躍してくれます。
特に注目したいのが「フォルタウィズ」。収納性に優れているのはもちろん、設置場所にゆとりがある場合は、物置本体を隣地境界側に設けることで“目隠し効果”としても活用できる優れモノです。外構全体の見え方やプライバシーの確保という点でも、一石二鳥の役割を果たしてくれます。
収納+利便性+目隠し機能という三拍子が揃った「フォルタウィズ」は、住まいの外構空間をより快適で実用的なものにしたい方にとって、まさに頼れる存在になるのでは。
株式会社オンリーワンクラブ 様
「気持ちよく暮らせる夢のエクステリア空間づくり」を掲げる株式会社オンリーワンクラブは、その名の通り、オリジナリティあふれる外構アイテムを展開するメーカーです。


今回の展示会では、立水栓や車止めなど、日常の中にちょっとした“遊び心”を加えられる製品が多数出展されていました。カラフルでユニークなデザインは、単なる機能部材にとどまらず、空間のアクセントとしても存在感を放っており、来場者からも強い関心が寄せられていました。
こうした製品を取り入れることで、周囲とはひと味違う、ポップで楽しい外構空間を演出することが可能に。「せっかくなら、自分だけの“好き”を形にしたい」とお考えの方にとっては、まさに心をくすぐられるラインナップだったのではないでしょうか。
YKK AP株式会社 様
エクステリア建材の分野で豊富な実績を持つYKK AP株式会社も、今回の展示会に出展されていました。

門まわりからファサード全体に至るまで、機能性とデザイン性を両立した製品開発を得意とする同社ですが、今回は宅配ボックスに特化した展示が印象的でした。
ブースには大小さまざまな宅配ボックスがずらりと並び、まるでショールームのような光景に。共働き世帯の増加や再配達問題など、社会的背景を受けて自宅用宅配ボックスの需要が確実に高まっていることを、来場者の関心の高さからも感じ取ることができました。


YKK APブースで注目を集めていたのが、新商品「ルシアス宅配ポスト3型」と、従来品である「2型」を並べて展示した比較コーナーです。実物を見比べながら、新旧の違いや改良点を直感的に理解できる内容となっていました。
最大のポイントは、宅配ボックスの高さ寸法の最適化。3型では、門袖ブロック3段分にぴったりと収まるよう設計されており、現場でのブロックカットが不要に。施工者にとっては作業の効率が高まり、施主様にとっても工期短縮やコスト削減といったメリットが期待できます。
ポスト部分は横開きタイプを採用しており、郵便物の投函・取り出しがスムーズ。宅配ボックスの操作もシンプルで、シリンダーキーでの解錠 → つまみを回して開閉 → 内側の受領印で押印という、誰でも迷わず使える構造となっていました。
株式会社美濃クラフト 様
株式会社美濃クラフトは、インパクト強い記憶に残る表札や看板を製作する企業です。
昨年のエクステリアフェアの記事でもお伝えしましたが、同社では、定期的に表札供養を実施するなど、表札の文化や表札に刻まれた思い出など、文化や精神面にも配慮されています。

今回も同社の代表的なアイテムである、男前シリーズの展示がされていました。
見た目のインパクトは男前シリーズに敵うものは無いかもしれません。同社の企画力と実現力には脱帽です。



今回の展示会で、同社が特に力を入れて紹介していたのが、門まわりの新提案「アドレスウォール」でした。
シンプルでスマートな外観ながら、表札機能はもちろんのこと、メール便や宅配便も個別に受け取れる収納力を備え、さらに市販のインターホン機器もすっきりと内蔵可能。日常生活で求められる利便性をしっかりとカバーしながら、外構全体のデザインを損なうことなく、むしろ周囲を引き立てる存在と呼べるのでは?
中でも注目したいのは、表札部分の内照式抜き文字。光の広がり方まで徹底して設計されており、照明の配置ひとつひとつにまで美しさへのこだわりが感じられます。その意匠性はすでに意匠登録もされており、「ただの表札」ではない、まさに“魅せる機能門柱”としての完成度の高さが印象的です。
実用性と美しさを高いレベルで融合させた「アドレスウォール」は、住宅のファサードにこだわりたい方にとって、確かな選択肢になりそうですね。
株式会社エクスタイル 様
株式会社エクスタイル(積水樹脂グループ)は、樹脂フェンスや竹垣などの外構資材を中心に、プラスチック建材・土木資材の製造・販売・施工を手がける企業です。

今回の展示会では、同社の主力製品である樹脂フェンスがメインで展示されており、近年の住宅地における防犯意識の高まりを受けて、高さ2mを超えるフェンスも登場。目隠し効果と安全性を兼ね備えた製品として、多くの来場者の注目を集めていました。

天然木と見間違えるほどの質感を再現しつつ、耐候性やメンテナンス性にも優れたエクスタイルの樹脂フェンスは、長く美しく使える外構アイテムとして根強い人気があります。
また、フェンスの高さや隙間、色のバリエーションも豊富で、プライバシー確保や景観演出を意識した施工がしやすいのも魅力です。
住宅の安全性とデザイン性を両立させたい方にとって、有力な選択肢となりそうですね。
株式会社淀川製鋼所 様
ヨドコウでおなじみの株式会社淀川製鋼所も、今年のエクステリアフェア2025に出展されていました。
ブースでは、耐久性と機能性に優れた物置商品のコラボレーションモデルの展示や、トヨタグループのデザインチームであるモデリスタとのコラボガレージなどを展示。
魅せるだけでなく、空間として便利に使える商品に、多くの来場者が足を止めて見入っている様子が印象的でした。

上記写真は、ストリートカルチャーを発信する、ムラサキスポーツとのコラボで誕生した「エルモ KOTO OKI」です。
同商品は、ムラサキスポーツ所属のアスリートの声を反映させた物置で、自然を楽しむ人が収納する際に求める機能や使い方を商品に落とし込んでいます。


物置のデザインも自然を楽しむコンセプトのように、木目調の扉と内装が標準仕様となっており、また、倉庫上部に付けられるネームプレートには、ムラサキスポーツとYODOKOのロゴが立体的な造形にて表現されています。


こちらはトヨタグループの「MODELLISTA(モデリスタ)」がデザイン監修したコラボレーションガレージです。※発売日未定
トヨタグループのカスタマイズブランドとして、エアロパーツなどの自動車用品を手がける「MODELLISTA(モデリスタ)」と、1973年からエクステリア事業に取り組み、ガレージ分野で豊富な実績を持つ「YODOKO(淀川製鋼所)」のコラボレーションにより誕生した、デザイン性と機能性を融合させた新しいコンセプトのガレージです。
このガレージは、単なる収納空間にとどまらず、ライフスタイルを広げる“多機能空間”として設計されており、車好きな方はもちろん、趣味やアウトドア、DIYなど多彩な用途に対応。
洗練された外観とこだわりのディテールで、これからの「ガレージライフ」の新しい可能性を提案する一台となっています。
四国化成建材株式会社 様
エクステリアフェア2025では、高品質な門扉やフェンス、カーポートなどでおなじみの四国化成建材株式会社も出展されていました。
会場では、太陽光発電とカーポートが一体となった商品、天然木を贅沢に使ったエクステリアアイテム、様々なエクステリアアイテムに塗れる特殊塗料など、住宅外構に取り入れやすい製品が多数展示されており、多くの来場者の注目を集めていました。
また、機能性と意匠性に注力した商品開発力は、プロの私たちにとっても提案の幅が広がる内容で、大変参考になる展示でした。

四国化成のブースでは、太陽光発電とカーポートを一体化した新商品「ソリスルーフ」が展示されていました。
この製品は、太陽光発電設備を備えながらも、従来のカーポートと同様に美観を損なわない意匠性が特長。特に柱の位置や全体のバランスにまで細やかな配慮がなされており、エクステリア空間にしっかりと馴染む洗練されたデザインに仕上がっていました。
展示されていたのは、4台駐車可能な「大屋根」ユニットをベースにした大規模駐車場向けモデルで、背面合掌による受光方向の統一も可能。発電効率にも配慮された設計となっており、景観と機能の両立を図るスマートな太陽光カーポートとして、来場者の注目を集めていました。
広い駐車スペースを活かしたい企業や公共施設などには、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

四国化成のブースでは、国産木材「飫肥杉(おびすぎ)」を活用したゴミストッカーと木製フェンスが展示されており、多くの来場者が足を止めていました。
開発の背景には、全国的に進む国産木材の積極的な活用推進があります。たとえば全国知事会では「国産木材活用プロジェクトチーム」が設立されており、地域振興や国土強靭化の観点から、建材への国産材導入が広がりを見せています。
特に注目されたのは、2018年の大阪北部地震を契機に進められた、ブロック塀に代わる安全性と景観性を兼ねた木製フェンスへの切り替え。東京都など一部自治体では、実際に国産木材を用いたフェンスの導入が始まっています。
こうした社会的な動きを受け、四国化成でもこれまでの金属素材の枠を超え、自然素材を活かした製品開発に着手。今回展示された飫肥杉製のフェンスやゴミストッカーは、環境への配慮と温もりあるデザイン性が両立されており、まさに新しいエクステリア提案のひとつとして注目を集めていました。


こちらは、高意匠塗料「Texage(テクサージュ)」の実演展示の模様です。
このTexageは、重厚な風合いを塗装で再現できる外装用仕上げ材でありながら、ローラーで塗れる施工性の高さも実現しており、意匠性と実用性を両立しているのが大きな特長です。
展示ブースでは、「メタル調」や「石目調」など、見る角度や光の当たり方によって表情を変える仕上げパネルが並び、来場者が実際に手に触れて質感を確かめる姿も多く見られました。
また、ブーススタッフの方からは「古くなったフェンスや門柱などの塗り直す際の材料としての使い道や、個性的な仕上げを希望する方への新しい提案の一つだったりと、デザイン重視のお客様への提案材料として非常に有力だと実感しました。
四国化成らしい素材感へのこだわりと、塗料でありながら空間全体の印象を引き上げる存在感が光るTexageシリーズ。今後、門まわりや外壁だけでなく、より広い分野での活用が期待される高意匠仕上げ材の一つです。
株式会社ナスタ 様
株式会社ナスタは、国産の建築金物を初めて市場に送り出した先駆的な企業として知られ、現在では住まいの快適性と機能性を高める製品を多数手がけています。

今回のエクステリアフェア2025では、複数の荷物を受け取れる多機能型宅配ボックスや、スマートフォンと連携し通知を受け取れるインターホンシステムなど、時代のニーズに即した最新製品が多数展示されていました。

こちらの写真は、宅配ボックス+ポストであり、複数の配達物を収納できるモデルとなります。
ここまでは一見しますが、上の方にインターホンが装備されています。
これこそが私が感動した、スマートフォンに来客通知や映像が流れてくるIotインターフォン「Nasta Interphone」です。
この製品は、来訪者がインターホンを押すとスマートフォンに通知が届き、映像と音声でその場で応対できるシステム。外出中でも対応が可能なため、共働き世帯や留守がちなご家庭にとって非常に便利な機能です。
また、宅配ボックスとの連携も視野に入れた設計で、敷地内のセキュリティや利便性を高めつつ、住まいの外観に馴染むシンプルなデザインも魅力的でした。
三協立山株式会社 三協アルミ社 様
三協立山株式会社 三協アルミ社は、アルミ素材を中心とした住宅・エクステリア建材を幅広く展開する総合メーカーとして知られています。
今回のエクステリアフェア2025では、「防犯対策」にフォーカスした展示が印象的でした。従来から定評のある製品に加え、新たに提案された防犯性強化型アイテムも数多く紹介されており、多くの来場者が足を止めていました。

特に注目を集めていたのは、フェンスの高さによる防犯レベルの違いを視覚的に比較できるコーナーや、侵入されにくい構造を採用したゲート・扉の実演展示。
さらに、女性やお子さまでもスムーズに操作できる車庫前ポールゲートの紹介もあり、「防犯=難しい」ではなく、“日常に自然に取り入れられる防犯”という視点が光っていました。

背景には、ランドクルーザーやアルファードといった人気車種を狙った窃盗事件の急増や、戸建て住宅への不法侵入被害といった社会的な課題があります。そうした中、三協アルミ社としても今後ますます「安心・安全を支える外構づくり」に注力していくとのお話も伺うことができました。
防犯性と操作性、そして外構としての美観を両立させた三協アルミの提案は、“家族を守る外構”という新たな選択肢として、今後さらに注目を集めそうです。
株式会社田窪製作所 様
株式会社田窪製作所様は、日本三大物置メーカーの一つに数えられる会社です。
今回の展示会では、注目度の高い新商品だけでなく、参考出品として個性的なモデルも登場していました。
たとえば、物置の扉をインクジェット塗装によってリアルな木目調に仕上げた「PE'INTE(ペインタ)」は、ナチュラルテイストの外構や庭と見事に調和しそうな一品。実物を目にした来場者からは「これ、本当に塗装なの?」と驚きの声が上がるほど、質感の高さが際立っていました。
さらに、昨年に続いて展示されたデザイナーズ物置「BELOS(ベロス)」や、新たに発表されたガレージ「カールフォーマ スクード」なども、機能性と美しさを兼ね備えた製品として存在感を放っていました。
全体を通して感じられたのは、「物置=機能重視」の時代から、「物置=暮らしの一部へ」と進化している流れ。
外構全体のトータルデザインを重視する方にとって、こうした製品群は新たな選択肢として非常に魅力的ではないでしょうか。



参考出品ながら、来場者の注目を集めていたのがインクジェット塗装技術を用いた物置「PE‘INTE(ペインタ)」です。
ブースに展示された実物を目の前にすると、「これは本当に塗装なのか?」と疑いたくなるほどの高精細な仕上がり。扉一面に施された木目や石目の表現は、従来の物置のイメージを覆すもので、思わず立ち止まって見入る来場者の姿も多く見られました。
展示では、「サイディングスタイル」「ストーンスタイル」「ウッドスタイル」と3つのスタイル提案がなされており、それぞれに異なる個性と世界観が表現されていました。
参考出品とはいえ、コンセプトの作り込みや完成度は非常に高く、今すぐにでも商品化できるのではと感じさせるクオリティ。
今後はデザインの一部にマイナーチェンジが加わる可能性もあるとのことですが、外構や住まい全体のデザインにこだわりたい方にとって、新たな可能性を感じさせるプロトタイプといえるでしょう。


こちらの写真は、今回の展示会で初お披露目となった新商品ガレージ「カールフォーマ スクード」。
「スクード」とは、イタリア語で“盾”を意味する言葉。まさにその名の通り、住まいの大切な空間や愛車を守る“防御の象徴”としての存在感を放ちながら、周囲の景観に美しく溶け込む上質なデザインが印象的。
展示品では正面シャッターにも意匠性が施されており、住宅の外観と自然に調和する落ち着きある佇まい。ガレージというと無骨&実用の印象を持つ方も多いかもしれませんが、「スクード」はひと味違います。静音設計のシャッターは、開閉時の動作音もとても静かで、早朝や深夜でも周囲に配慮した使い方が可能です。
防犯性・耐久性といった基本性能はもちろんのこと、デザインと使い勝手の両立を求める方にとっては、まさに理想的なガレージではないでしょうか。
株式会社ユニソン 様
住まいのエクステリアから公共空間のランドスケープデザインまで、幅広い商品を展開する株式会社ユニソンも、今回の展示会に出展されていました。
会場では、同社の主力製品である宅配ボックスシリーズの新商品「ケイトⅡ」が披露されており、より多様な住まいの外観に調和するデザインバリエーションに注目が集まっていました。
さらに来場者の関心を集めていたのが、新商品「GARO(ガロ)」。こちらは一見すると物置ですが、そのデザインとカスタマイズの自由度により、ガーデンルームとしての活用も可能。収納とくつろぎ空間の“二刀流”を実現する、これからのライフスタイルに寄り添った提案です。
実用性にデザイン性、そして柔軟な発想が加わったユニソン様の製品群は、単に便利な設備としてだけでなく、“暮らしの質を高める”外構アイテムとして今後ますます注目を集めそうです。


こちらの写真は、展示品のなかでも柔らかな印象を放ち、来場者が足を止めていた新商品「ケイトⅡ」。シンプルなスタンドタイプでありながら、レトロ感を感じるラウンド形状、シックで落ち着いた大人カラーが存在感を与えており、モダンな住宅デザインにも自然と馴染む印象でした。
120サイズまでの荷物が受け取れる設計で、不在時でも安心して荷物を預けられる宅配ボックスとしての機能も十分。実用性と美観を兼ね備えた「ケイトⅡ」は、共働き世帯や忙しいご家庭にとって、非常に頼れる存在となりそうです。



こちらの写真は新商品の“過ごせる物置”GAROです。物置収納という枠にとらわれないデザインとサイズは、ありそうで無かった外構スタイルを提案。
庭先や家庭菜園の一角にちょこんと佇む姿は、まるでガーデンギャラリー。開放的な外観デザインが風景と調和し、ガラス張りの壁から見える内部は整然と並んだ道具が美しく映える空間に。
内装には専用オプションの有孔ボード(ペグボード)を設置可能で、フックを取り付けてお気に入りのツールをディスプレイ収納にしたり、棚を造作して用途に合わせたカスタマイズも可能。この有孔ボードは片面単位で注文可能という柔軟さもポイントで、必要な分だけ機能を追加できるのも魅力です。
また、本体には床材がついていませんが、展示品の床面のようにブロックを敷くなど、あなた好みの雰囲気に仕立てあげることも可能です。
単なる“物をしまう場所”ではなく、自分らしい時間を過ごせる場所としての物置――そんな新しい視点から生まれたGAROは、これからのライフスタイルにフィットする、新しい外構アイテムと言えるでしょう。

以上、エクステリアフェア2025の参加報告と、各メーカーの新商品や注目の商品などを紹介させて頂きました。
ワンライン株式会社では、エクステリア業界のトレンドや新商品・新工法を学び、これらをお客様に対する有益な情報としてご案内しております。
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この記事を書いた人
ガーデンプランニングオフィス
ONE LINE(ワンライン) 株式会社
[業務内容]
●外構工事全般 ●エクステリア工事
●住宅リフォーム ●オーダー家具
●造園工事 ●外壁塗装工事
〒811-4147福岡県宗像市石丸1-6-27 1-G
定休日:毎週木曜日・日曜日
営業時間:9:00〜17:30
電話番号:0940−62−6607
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