土間コンクリート

外構工事における土間コンクリートの費用とメリット・デメリットについて解説

2023年7月1日

駐車場や庭を土間コンクリート舗装する費用や、土間コンクリートのメリット・デメリット、見積価格を抑える方法などを解説します。

今回の記事を通じて、土間コンクリートの特徴や工事費用抑える方法を知り、あなたが理想とする住まいにアップデートできるキッカケになれば幸いです。

土間コンクリートとは?

土間コンクリートは、敷地内の床面に使用されるコンクリートのことで、耐久性が高いため庭や駐車場の床に使われることが多いです。

土間コンクリートは、ツルツルの状態に仕上げる「金鏝仕上げ(かなごてしあげ)」、ブラシで擦ったような線模様に仕上げる「刷毛ひき仕上げ(はけひきしあげ)」など、この他にも沢山の仕上げ方法があるので、住まいのスタイルを選びません。

また、雑草メンテナンスの手間も殆ど無いため、美しさを維持しやすい事も土間コンクリートの人気の理由の一つと言えるでしょう。

土間コンクリートの構造は?

これより、土間コンクリートを構成する「地盤」「砕石」「コンクリート」「鉄筋ワイヤーメッシュ」に付いて解説します。

土間コンクリートの構造を知ることで、適切な工事が行われているかを知ることができるので、これを機会に頭の片隅に置いておく事をおすすめします。

地盤(1層目)

地盤とは、敷地の土間面のことで、土間コンクリートのベースとなる1層目で、地盤の上に砕石やコンクリートを流し込むので、地盤をコンクリートの厚み分堀削します。

堀削後は砕石を敷き詰めますが、品質向上を狙って、地盤の上に防湿シートを設置する場合もあります。

防湿シートは地盤からの水分蒸発を防ぎ、コンクリートへの悪影響を低減します。

砕石(2層目)

地盤面は均一でなく表面が凹凸していることがありますが、これらの不均一な地盤を平面にするために使われるのが砕石です。

また、土間コンクリートはセメントと骨材(砂や砕石)の組み合わせで構成されており、砕石を敷くことでコンクリートの耐久性や耐荷重性が強くなります。

コンクリート(3層目)

コンクリートはセメント、砂、骨材(砕石や砂利)などの材料を混ぜ合わせることで、高い強度と耐久性が得られ、適切に工施工することで半永久的に安定した床面を維持します。

しかし、コンクリートだけでは本来の強度を発揮できないため、鉄筋ワイヤーメッシュを砕石層の上に敷いてコンクリートを打設します。

この理由として、コンクリートは「圧縮に強く引っ張りに弱い」性質を持ち、鉄筋は「圧縮に弱く引っ張りに強い」性質を持つことから、お互いの弱点をお互いの強みで補える関係だからです。

結果として、コンクリートの大きなひび割れ防止効果とコンクリートの強度や耐久性を高めてくれます。

土間コンクリートの費用相場は?

これより土間コンクリートにかかる費用相場をお伝えしたいと思います。

一般的に、土間コンクリートの打設面積が広い場合は、多くの材料と工数が必要となるので、それに伴い費用も高くなる傾向があります。

また、地盤の状態や、土間コンクリートの耐荷重性能、仕上げ方法なども、工事費用を左右する要素となります。

この様な理由を加味した上での費用相場は、1㎡あたり12,000〜15,000円の範囲内です。

例えば、駐車場1台分の広さが15㎡程度となりますが、この場合180,000〜225,000円の費用相場となります。

しかし、最近では様々な物価が上昇していることもあり、今後は㎡単価も上昇する可能性は否定できません。

詳しい価格を知りたい場合は、お近くの外構工事業者や、自宅を建てたハウスメーカーや工務店に見積りを依頼すると良いでしょう。

打設面積費用相場
1㎡単価12,000〜15,000円
15㎡(駐車場1台分)程度の費用相場180,000〜225,000円

土間コンクリートのメリット

土間コンクリートには以下のようなメリットがあります。

駐車場や倉庫設置として使える

土間コンクリートは、車の駐車や物置などの重量物設置に最適です。

雨が降っても、土のような泥水の跳ね返りもなく、車や倉庫がきれいに保てます。

雑草対策としての効果抜群

土間コンクリートは土面を完全に覆うので、光合成ができない雑草は半永久的に生えてきません。

メンテナンスフリー

土間コンクリートは高い強度と耐久性を持つため、メンテナンスの手間が殆どありません。また、見た目の美しさを長く維持することができます。

デザインの自由度が高い

土間コンクリートは様々な仕上げ方法があり、異素材との組み合わせにより、様々なデザインにすることも可能です。

ツルツルした表面仕上、ざらついた表面仕上、メッセージやご家族の手形足形、植物との組み合わせなど、希望に合わせてカスタマイズすることができます。

水はけをコントロールできる

土間コンクリートは、表面を均一に保ちながらも、僅かな勾配を付けて水はけ対策を行います。

水はけが悪いとヤブ蚊が発生したり、玄関先までビチョビチョに濡らしてしまう事もあります。

耐用年数が長い

コンクリートの耐用年数は長く、事故や災害がなければ50年以上は持つと言われています。

最初にかかる費用はネックかもしれませんが、長期間使用する程ランニングコストが安くなります。

代表 山田
代表 山田

これらのメリットにより、土間コンクリートは多くの方に採用されています。あなたが土間コンクリートを検討してるのであれば、 それは間違いない選択肢と言えるでしょう。

土間コンクリートのデメリット

土間コンクリートには以下のようなデメリットがあります。

初期費用が高くなりがち

土間コンクリートは、現場の条件や面積、物価高騰の影響などで、高額になりがちな工事の一つです。

土間コンクリートは工程が多いので人件費がかさみますし、面積が大きくなると、ショベルカーやそれを運ぶトラック、生コン車の利用など、間接的な経費も発生します。

しかし、土間コンクリートはメンテナンスの必要が殆どありませんので、将来的なランニングコストは低くなります。

耐久性は抜群だがクラック(ひび割れ)が必ず入る

コンクリートは必ずと言っていいほどクラックが入ります。見た目的にクラックが受け付けられないのであれば、土間コンクリートをおすすめしませんが、クラックとその他のメリットを天秤にかけると、当社としてはメリットのほうが上回ると考えます。

クラックはコンクリートの特性上避けられない現象ですが、コンクリートの耐久性や品質に対しての影響はありません。

例えば、鉄筋や地盤が見えるほどのひび割れは問題ですので、そうなった場合は施工業者に問い合わせすることを強くおすすめします。

土間コンクリートの撤去費用は高額

土間コンクリートの撤去は簡単ではありません。

コンクリートを撤去するには、斫り工事や残骸の処分など高額な費用になりがちです。

斫り工事は、騒音レベルの音が近隣に響き渡るので、近隣への配慮も必要となります。

コンクリートを打設するときは、将来撤去する必要がないように、入念な外構計画が必要です。

夏場の日光の照り返しがきつい

土間コンクリートに直射日光が当たると、照り返しがきつく眩しく感じることがあります。

また、コンクリートは蓄熱しやすく、裸足で歩くと火傷する可能性もあります。

特に小さいお子さんやペットがいる場合は注意しましょう。

土間コンクリートの費用で損しない方法

土間コンクリートは、駐車場や雑草対策に効果的な工事ですが、面積が広くなると数十万〜の出費が必要となります。

高額な出費ならDIYでチャレンジしてみようと考えるかもしれませんが、コンクリートの打設は、重量物の運搬作業、道具や材料の手配、堀削作業などの手間や重労働を覚悟しなければなりません。

実際に自身で施工したとしても、満足できる仕上がりは望めない可能性もあるので、土間コンクリートの施工は業者に依頼することをおすすめします。

そこで、ここからは土間コンクリートを適正価格で工事する方法を紹介したいと思います。

複数業者から見積を取得する

土間コンクリートの費用で損しない方法の本命が、複数の業者に見積を依頼するという方法です。

各業者は、それぞれに得意分野と不得意分野があります。土間コンクリートが不得意な業者であれば、実際に施工する業者は2次請け3次請けの可能性もあり、その分中間マージンが発生します。

土間コンクリートの仕様にこだわって、費用が高くなる分は満足度も高いと思いますが、中間マージンで高額になるのは納得できないと思います。

また、見積が1社だけであれば、提示された見積金額が適正価格なのかの判断もできません。

複数の見積を取得するのは手間が発生しますが、この手間を惜しむことで数万円から十数万円損する可能性があると考えたら、複数社の見積を取得しないのはもったいないです。

もちろん、安いだけでなく、適正な工事内容、トラブルが発生した時のフォロー体制、アフターメンテナンスなども含めて、総合的に満足できる業者選びをおすすめします。

コンクリートと他の資材を組み合わせて、打設面積を小さくする

土間コンクリートと砂利やグランドカバープランツなどと組み合わせることで、コンクリート打設費用を最小限に抑えることが可能です。

例えば、駐車場であれば、車のタイヤが乗る部分だけ土間コンクリートに、その他は砂利敷きにすることで、全面土間コンクリートよりもデザイン性やアクセントが生まれ、見た目に優れた駐車場を作ることもできます。

価格の安い仕上げ方法を選ぶ

土間コンクリートの仕上げ方法は多数ありますが、金鏝仕上げと刷毛引き仕上げは基本的な仕上げ方法につき、施工費用が安い傾向にあります。

しかし、一度作った土間コンクリートをやりかえするとなると、斫り作業や産廃処分費など高額になってしまいます。

金額ばかりに目を向けすぎた結果、不満を感じる土間コンクリートに仕上がってしまえば本末転倒ですので、仕上げ方法については、納得できる内容を選択することをおすすめします。

代表 山田
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あなたが土間コンクリートを作りたいなら損してほしくない一心でこの記事を執筆しました。あなたの希望が実現することを願っております。

宗像の土間コンクリートも得意な外構業者 ワンラインならお客様のお悩みを解決します。

土間コンクリート工事をお手伝いするワンラインでは、宗像市、福津市、古賀市、遠賀郡、北九州市にお住いの方であれば、設置する敷地の面積、ご自宅の外観デザインなどを現地調査した上で、全体的なバランスを意識したご提案が可能です。

ワンラインの使命は、あなたの理想とする住空間作りに寄り添うこと。だからこそ、あなたに最適なプランとお見積もりを無料にてご提案しております。

代表 山田
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この記事を書いた人

ガーデンプランニングオフィス
ONE LINE(ワンライン) 株式会社

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